もくじ
免疫力を高めることはできるのか
先日、スーパーに行ったら、野菜売り場に「免疫力を高めよう」というPOPが、いくつか掲載されていました。コロナウイルスの影響は、いま、こういう段階になっているのか、と感じました。こういうことを見かけると、「そもそも、免疫ってなんだっけ?」と考えてしまうのが、プラーナです。笑
免疫とは
それでは、ウィキペディアを見てみましょう。
ほかにも、Googleで検索するといろいろ出てきますので、調べてみてください。免疫ってむずかしいですね。
自然治癒力と免疫力
ハーバルセラピストの資格取得講座で学んだのが、下記の図のような関係です。自然治癒力とは、3つの系(自律神経系/免疫系/分泌系)によって、保たれていると考えているようです。
ボクも講座をするときは、(テーマにもよりますが)この話題を切り口にして、話を進めることが多いです。この図は、概念図(おおまかなイメージ図)なので、ふわっとしてますが、全体を俯瞰して、シンプルに考えるのには、とても役立つと思っています。
自律神経は整えやすい?
この3つのなかで、自分の努力で、整えられるのって、なんだと思いますか?これも講座の時によくお話しするのですが、答えを言うと、「自律神経系くらいかな」って思います。これは、いわゆる「生活のリズムを整える」ということです。
なぜかというと、「では、今日、お家に帰ったら、免疫系を高めて欲しいんですけど、なにをしますか?」と、質問されたら、あなたなら、どう答えますか?これは、プラーナ調べなんですけど、スラスラと答えられる人は、ほとんどいません。せいぜい「精のつくものを食べる」くらいなのです。たまーに、「笑う」とか言う人もいますが、悲しんでいるよりは、いいような気がします。
そうはいっても、整えたい
ヒトによって、体質や性格、環境によって、弱点が違います。自律神経系が弱いヒト、免疫系が弱いヒト、分泌系が弱いヒト、それぞれです。そんなときに、ハーブやアロマのテキストを見ると、「自律神経のバランスを整える」とか「婦人科の不調の予防に」とか、「免疫力を高めるハーブ」なんかが掲載されています。
免疫力を高めるハーブ
というわけで、免疫力を高めるハーブ、をご紹介いたします。
エキナセア
メディカルハーブを勉強すると、一番初めに習うハーブのプロフィールが「エキナセア」です。ハーブ業界では「ハーブといえば、エキナセア」というのが有名です。「アロマと言ったら、ラベンダー」みたいな感じです。
メディカルハーブ検定テキストには、
第2次世界大戦後にドイツなどでエキナセア の科学的研究が進み「免疫力を高めるハーブ」として広く知られることとなり・・・(一部抜粋)
と記載されております。
これはボクの記憶なので定かではありませんが、なにかの本に「とくに、ストレス性の免疫低下に役立ちます」と書かれていたような気がしています。なので、すごく忙しい時に風邪をひきやすいとか、環境が変わった時に体調を崩しやすい、と言う方には、相性がいいのかなぁと思っています。
注意事項としては
- キク科アレルギーの方は控えること
- 自己免疫疾患など、免疫系に不安がある方は避けること
- 妊娠中は控えること
- 8週間以上の利用は避けること
などがあったと思います。
この記載はあくまでも「薬用植物の説明」をしております。自家栽培のエキナセアでも、スーパーでも、プラーナでも、説明は同じです。これらは「健康法」「予防法」のため、自己責任で利用してください。異常があった場合は、事情を説明して、病院で診察を受けてください。
さいごに
ボク個人としては、「免疫力は高めればいいものではない」と思っています。バランスが大切だと思います。免疫力が高い(強い)と、自己免疫疾患、といって、じぶんでじぶんの細胞を傷つけることもあるからです。花粉症だって、花粉を異物扱いして、免疫が反応するから、鼻水やくしゃみで、排出しようとしているみたいですし。
そう言う意味では、「免疫のバランスが崩れやすい」という方の「バランスを整えるのに役立つかもしれない」と思っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。