今回は、どハマりしてきました、MIU404についての感想です!
前回の感想はこちら!
もくじ
MIU404 第4話<ミリオンダラー・ガール>
第4話のあらすじ
基本情報は、公式サイトをチェック!クリックするとアクセスできます!
https://www.tbs.co.jp/MIU404_TBS/story/vol4.html
画像は公式サイトのスクリーンショット
レビューと考察
まずはじめに
「めちゃくちゃ、おもしれぇ。。。」
これに尽きます。前回は、ピタゴラスイッチ的なことに対して考察をして、まぁまぁ、読み解いていけたかな、と思ったし、世間のレビューとも大筋では外れていなかったので、「ボクもドラマをしっかり見ることができるようになったな」と思っていたのですが。
今回は、ふつーに、たのしんで観てしまいました。
ぜんぜん考察できなかったし、伏線や布石を読み解く余裕もなく、没頭してしまいました。こんなのひさしぶり。ごちそうさまでした。
世間のレビュー
今回は、「名作!おもしろかった!」という余韻に浸りながら、Twitterで「MIU404」を検索すると、するどい考察が出るわ出るわ。教えていただいて、ほんとうにありがとうございます。第4話の余韻を10倍面白く、たのしめました。
プラーナのレビュー
さて、ボクの読み解きを補足しましょう。世間のレビューで取り上げられていた部分は、ボクも「あれ?なんか気になる」という違和感センサーが働いていました。ただ、その理由や意図まではわかりませんでした。そこを世間のレビューで補足してもらったので、とてもすっきりしたし、味わい深さを感じることができました。これらを踏まえて、考察してみましょう。
プラーナの考察
第4話のざっくりとした流れ(ポイント)を書き出してみましょう。ボクの記憶に基づいて書き出しますので、誤りなどもあるかと思いますが、ご容赦ください。
- 伊吹のタイガーマスク(ランドセルを寄付)の話
- 本編の事件発生(発砲事件、1億円の現金、逃走)
- 過去の事件の回想(絡み合う、ピタゴラスイッチ?)
- 本編の事件真相(青池透子の話)
- 本編事件のそれぞれの受け止め方
第4話でのメインテーマは、「世の中を良くするには?」でしょうか。
伊吹のタイガーマスクの件(くだり)では、
- 伊吹は、あしなが刑事として、ランドセルを3つ寄付した
- 寄付された側は、ランドセルばかり寄付されて、うんざりだ
という、「寄付問題」が取り上げられていました。これは現実の自然災害での支援や寄付でも、そのたびに話題になります。
青池透子は、
- ”汚いお金”を”きれいなお金”にしたが、持ち出して逃げることはできない
- 海外の恵まれない(じぶんのような)少女に、寄付をした
となります。寄付を受けて、どうなったかまでは描かれません。しかし、伊吹のランドセル寄付の流れから想像すると・・・。
しかし、第4話は、「青池透子は絶望して死んだわけではなく、希望を持って他界できた」という解釈で終わります。
この辺の解釈は、アドラー心理学的な「意味づけ」がキーワードになっているように思います。もしくは、自分の心の傷を癒すための、いわば自己満足的な、救済なのかもしれません。
青池透子の物語
彼女は、スナック?クラブ?で仕事をして、常連さんからの誘いで、裏カジノにはまり、取り返しがつかなくなり、風俗をしながら裏カジノで「コイン(チップ)を洗う仕事」をしていました。
裏カジノが摘発され、出所してついた仕事は、一見、携帯ショップのようでしたが、実はマネーロンダリング(汚いお金を洗う仕事)をさせられていたのでした。
これを逆手にとって、汚いお金なら盗んでもバレることはない、と、負のループに入ってしまいます。これが暴力団にバレてしまい追い込まれた青池透子は、この輪廻転生的なピタゴラスイッチから抜け出そうと、逃走しました。
追い込まれた青池透子は、逃走中に見つけた「逃げられない 何もできない 少女たちに。」というキャッチコピーに運命を感じて、盗んだお金をルビー(宝石言葉として、自由や勇気などの象徴として扱われる)にロンダリングして、寄付することを思いつきます。
宝石をうさぎのぬいぐるみの「目」として縫い付けて、海外に発送する便は、19時発の飛行機。自分の命がもたないことを悟ると、19時まで逃げ切れば、この「賭け」には勝てる。青池透子は人生を賭けたギャンブルに勝つために、自分自身をオトリにして逃げることを選びます。
青池透子が乗り込んだ空港行きの高速バスは、警察からの要請を受けて、エンジントラブルを理由に高速道路からおります。このとき、高速道路と下道の分岐点で、「高速バスとメロンパンの移動販売車」と「青池透子が送った荷物が積まれたトラック」は、別れます。これが、第3話でテーマになった「ピタゴラスイッチ的な分岐点」を象徴しています。
青池透子の物語だけでもこれだけ見応えがあるのに、そこにいくつもの「ピタゴラスイッチ的仕掛け」が伏線や布石として散りばめられ、絡み合っています。
伊吹と志摩
これはTwitterからの情報ですが、彼らは、
- 伊吹=息吹=命を吹き込む存在
- 志摩=死魔=死神的な存在
を象徴しているのだという考察がありました。するどい。
こういう見方をすると、MIU404もまた一段と味わい深くなりますね!
さいごに
いかがでしたでしょうか?今回もMIU404に大興奮!自力で読み解けなかったけど、おしえてもらって、気づいて、新しい視点や解釈が生まれて、とても楽しい時間でした。次回も見逃せませんね!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ご来店時のエール、このブログへのコメントもお待ちしております!
余談
人生を生き抜くには、希望が必要なんだなぁと。
希望は、なんでもいい。
今を生きる。
明日を生きる。
一歩を踏み出す。
力と、勇気と、応援を。
それらを「愛」と呼ぶんだと思う。
ボクは人生を楽しもうと思う。
だから。
うれしいことや、たのしいことを、伝えて、交流しようと思う。
生きる希望を、見失わないように。