第4回 ダイエット、断食について考えてみよう

このページでは、NHKテキスト「腸内細菌のチカラ」の内容を、自分でわかりやすいように、端的に整理して、見解を書き出していきます。

飢えに強い体

  • なぜ、わたしたちは、つい、食べすぎてしまうのか?
  • セットポイント説によって、遺伝子で、ひとそれぞれに決定されている
  • セットポイントとは、脳が目標にしている体脂肪量のこと
  • 腸内細菌の観点から見ると、「腸内細菌を養うための食品を取ることが大切」

ダイエット(=食を断つ)と、体にはどんな影響があるのか

  • 一時的に食を断つ動物は、長生きすることがわかっている
  • 動物の多くは、病気になると食べることをやめる
  • マウスでの実験:マウスAには、24時間制限なく高脂肪食を与えた:マウスBには、高脂肪食を8時間だけ与えた:結果:マウスAは脂肪肝になった(糖尿病、動脈硬化に関わる炎症):マウスBは、マウスAよりも痩せて、長く健康であった
  • ヒトでの実験:断食の日と過食の日を交互に繰り返し、3週間続けてもらった:結果:SIRT3と呼ばれるタンパク質の生成が増え、活性酸素の酸性を抑え、細胞の修復を促すことがわかった:どうやら、細胞が断食の軽いストレスにさらされると防御的に機能するらしい
  • 現代人の常識から考えると、「病気の時には、たくさん食べて栄養をつけなくてはいけない」と思いがちだが、ヒトの歴史を考えると、食べるものに困る機会の方が多かったことから、飢えや断食に適応するようにできている、と考える方が自然。

新陳代謝のメカニズム

  • オートファジー(自食)という理論がある
  • 細胞が細胞内で不要になったものを分解して、新しいものに作り変えるメカニズムのこと
  • わたしたちの体細胞はタンパク質で構成されている
  • このタンパク質は、合成と分解の動的平衡が保たれている
  • つまり、自分自身を構成しているタンパク質を分解してアミノ酸にし、タンパク質の合成材料にしている
  • 私たちを構成するタンパク質は、2〜3ヶ月で全部置き換わっている
  • タンパク質の合成と分解の動的平衡を保つことを、新陳代謝と呼ぶ
  • オートファジーは、「生体が飢餓に陥ったときの栄養源確保の手段」
  • オートファジーは、「ゴミ出し」もしている(古い細胞、傷ついた細胞、誤って構成されたタンパク質など)
  • 例えるなら、「源泉掛け流しの温泉」のように、古いものを捨てつつ、新鮮で新しい細胞を常に取り込んでいる
  • このオートファジーは、飢餓状態、断食などのストレスによって発動する

「カロリー制限ダイエット」の罠

  • 普段から食べすぎている人には、カロリー制限は有効
  • そうじゃない人が、常に、カロリー制限をすると、栄養が不足し、細胞や臓器の機能が低下して、かえって老化が進むと考えられる
  • 体に溜まった余分な脂肪を燃焼するには、まずは必要以上の糖質を摂らないこと
  • 年齢によって、食事の摂り方を変えていくこと
  • カロリーだけを気にしていると、必要な栄養素を見落としやすい

体内に糖が増えると困ったことが起こる

  • AGEs(終末糖化産物)という物質ができる
  • これは、血管が脆くなる、白内障を促進、皮膚にシワができるなどの老化現象が起こる
  • AGEsは、私たちの体を作っているタンパク質を攻撃し、その機能を低下させる
  • とくに、コラーゲンが影響を受けやすい
  • コラーゲンは、皮膚、血管、骨、を作っている

これらの対策として、腸に負担をかけるような「食べ過ぎ」には気を付ける(炭水化物は適量を心がける)

快楽を求める脳

  • 脳には素晴らしい機能がたくさんあるけれど、暴走することもある
  • たとえば、「脳の報酬系さえ満たせば、体の健康は二の次」という状態になることもあると考えられる
  • ある実験から、「脳の報酬系を満足させすぎると、薬物依存のような状態になりやすい」ということが導かれる
  • 脳が作り出す不安や恐怖が、脳の暴走を生み出すことにもなっているだろう

プラーナの感想

今回は、タイトルにあるように「ダイエット」というキラーコンテンツが主題でしたので、「痩せたい!」という観点でみる「腸内細菌」についてのお話でした。ボクは痩せ体質なので、あまり興味がありません。興味がある方は、ぜひ実践してみましょう。

「オートファジー理論」は、とても勉強になりました。お客様からも「代謝をあげたい」「代謝が下がっている気がする」とご相談いただくことがあるのですが、こういう理論をベースに持っておけば、説明にも説得力が生まれるな〜と思いました。

いずれにせよ、ここで言いたいことは、

  • 食べすぎると、健康という観点からは、あまりイイことはない

ということでした。

ただし、

  • だからといって、少食すぎると、栄養失調になって老化が進む

ということです。

つまり、たまに食べすぎてもイイけれど

  • 腹8分目くらいにしておこう

ということになります。

細かいことを言えば、

  • 1日中だらだら食べるのではなく、食べる時間と食べない時間をきっちり管理した方がいい

ということは言えそうです。東洋医学的な考え方では、

  • 睡眠は8時間くらい確保しよう
  • 食事は、寝る3時間前には終わらせよう

ということを考えると、11時間は「ものを食べない時間」が確保できます。ラットの実験のように、「餌を食べられる時間は8時間」という条件はちょっとむずかしいかもしれませんが、「空腹の時間(ものを食べない時間)」というのも大切なようです。

まして、「1日おきに断食をする」というのは、現代社会ではなかなかハードですよね。ボクにはできそうにありません。

そういう意味では、月に数回は「消化の良いものを食べる」という機会を作ってもいいのかもしれません。

あと、

  • 暴飲暴食は、脳の暴走だろう

というのもおもしろかったです。そういう結論になるのか。そうなると、どうやったら脳をリラックスさせられるのか、というのが暴飲暴食を回避するポイントになってきますね。

ハーブティーやアロマテラピーは、五感を通じて脳や体に働きかけますから、とてもいいツールですよね。とくに、脳の暴走には、リラックスのアロマや好きな香りでケアできるのではないかと感じました。