ハーバルカフェプラーナの看板メニューは、ひとり一人の体調や気分に合わせて調合する「あなたのブレンドハーブティー」です。2011年の創業以来、ずっと続けてまいりました。
2021年10月に店舗営業を終了してから、「もっとハーブティーの魅力を伝えるにはどうしたらいいのか」と考えていたところ、原点に戻って1つ1つを紹介していこうと思うに至りました。
今回ご紹介するのは「赤と青のティータイム」です。
鮮やかな色合いが楽しめるのもハーブティーの大きな魅力の1つです。耐熱ガラスのティーカップが使われるのは「色合いも楽しんでくださいね」という意味があります。
ハーブティーというと効果効能に注目しがちなのですが、効果効能だけを求めるのであればガラスのティーカップである必要はありません。
たとえば栄養ドリンクやエナジードリンクは有効成分による効果効能を期待すると思うのですが、茶色の遮光瓶だったり、飲み口が小さかったり、数秒でグイッと飲んでもらいやすいスタイルになっています。
色がボクたちに影響を与えることってあると思うんです。たとえば、赤や青や黄色のチューリップを見ると心がウキウキしてきたり。ピンク色の桜を見ると気持ちがふわふわしてきたり。
今回はそんな色にまつわるブレンドをご用意させていただきました。
- ローズレッド
- ローズヒップ
- バタフライピー
今回のブレンドをお作りするにあたっていくつかのキーワードをいただいておりました。
- 夜に飲みたい
- できればノンカフェイン
- 薔薇を入れて欲しい
- 茶葉の見た目としては「赤色」がわかる感じにしてもらいたい
- 差し色として青色があるとうれしい
- ケーキやタルトなどとあわせられたらうれしい
思いつく限りのキーワードを記載させていただきましたのでいくつかの要素は捨てて考えてもらえたら...
とおっしゃってくださいましたが、なんとかご要望の半分以上、7〜8割くらいにはお応えしたいなと思いまして、ブレンドレシピをいくつか考えました。
今回のご依頼は色を大切になさっておられましたので、念の為に試作をして色合いもチェックさせていただきました。

茶葉の見た目は赤ということでローズレッドで、差し色的な青はお湯を注いで抽出されるティーの色合いで表現しようと思いました。
ご依頼のキーワードに「不思議な童話」がございましたので、茶葉の見た目とティーの色合いが異なるのは世界観も表現できるな、と。


今回はそんなやりとりを重ねさせていただきながら、レシピを決めてご用意させていただきました。

ティーバッグにするとこんな感じになります。
見た目の第一印象はローズレッドの赤ですが、よーくみるとバタフライピーの青色が差し色として見つけることができます。ティーバッグ内の奥の方にあるバタフライピーをご覧いただけるかと思います。
このレシピのバランスで青色が抽出できると最高だと思いますが、どうしてもローズレッドの割合が多いと、ローズレッドに含まれるタンニンという茶色の色素成分が増えてしまうので、ざんねんながら綺麗な青色はでてきません。
余談:液性をアルカリ性にするとか、水出しでじっくり抽出すると青色が強くなると思うのですがそういった部分も含めてむずかしいところがあります
このようにご依頼主&製作者サイドとしてはいろいろと考えたり工夫しても、お茶を飲む人がどこまでこだわったティータイムをしていただくのかまではコントロールできません。
しかしながら少しでもご依頼主様の気持ちが伝わったら良いなぁと思いながら製作をさせていただきました。
今回は色の話にフォーカスして記載させていただきましたが、薔薇の香りがするマイルドな味わいでして、フルーツケーキやタルトなんかとも相性が良いと思います。
たのしいティーパーティーの演出にお役立ていただけましたら幸いでございます。
というわけで、今回はプラーナの看板商品「あなたのブレンドハーブティー」のご紹介をさせていただきました。
ご注文はオンラインストアからよろしくお願いいたします。
ノベルティ製作も承っております。
LINEからも承りますので気軽にメッセージしていただけましたら幸いでございます。
この投稿はシリーズ化していきたいなと思いまして、カテゴリを設定させていただきました。不定期な更新になりますがお楽しみいただけたらと思います。
Caution このブログに適切な医療行為を妨げる目的はございません。 私自身も病院での治療を優先いたします。 具合の悪い方は病院で治療を受けてください。 ハーブやアロマで治療をすることはできません。 趣味や健康法の1つとしてお楽しみくださいませ。