チェンソーマンにみる現代の光と影
「チェンソーマン」という漫画をご存知でしょうか?漫画やアニメ好きにはとても人気のある作品です。
作者は「藤本タツキ」さんという人です。
藤本 タツキ(ふじもと タツキ、1992年〈平成4年〉10月10日[4] – )は、日本の漫画家。秋田県にかほ市出身。秋田県立仁賀保高等学校情報メディア科CGデザインコース卒、東北芸術工科大学美術科洋画コース卒。
Wikipediaより一部抜粋
コミックスを5巻まで持っていますが、先日アニメ化されましてその第一話が放送されました。その感想と考察を書かせていただこうかなと思います。
あまり調べずにざっくり書かせていただきますので、間違いがあったら見逃してください。
まず、第一話で描かれていた設定を箇条書きにしてみます。
・4000万円くらいの借金を背負っている
・自分の臓器をいくつか売っている
・父親は自殺し、その借金を肩代わりさせられている
・母親は心臓の病気で血を吐いて死んでいる
・ヤクザに取り立てられていて、仕事をやらされている
・林業(木を切って売る)をしているが月に6万くらいにしかならないらしい
・幼少期に父の墓の前で絶望していた時に悪魔と出会う
・その悪魔はポチタ(チェンソーと仔犬が合体?)という
・ポチタは怪我をしており、主人公が血を分けて契約を結ぶ
・その契約はお互いを助け合うということ
・ヤクザからの仕事で悪魔退治をしている
・悪魔退治1匹で30万くらいになる
・しかしヤクザから色々理由をつけて天引きされる
・手元に残るのは1800円だけ
ざっと思い出しただけでこんな感じです。
環境が最悪で、ろくな親でもなかった。
生まれた時から人生詰んでいるような状態です。
これを地獄といわずして、なにを地獄というのでしょうか。
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これは、現代人の奴隷生活を表現しているようにも見えます。
連載は2019年1月。
ちなみにチェンソーマン第一話の舞台設定は1997年だそうです。
主人公のデンジは16歳。
1981年生まれということですね。
ということは、デンジくんは2022年に41歳です。
ボクとほぼ同い年ですね。
これって、ボクの物語なのでしょうか?!
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主人公のデンジくんは絶望の中、生きる希望がなく、いつ死んでもいいと思っていたのでした。
「女を抱いてから死ぬのが夢」
そう呟くのでした。
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この設定が、2019年の連載で読者に受け入れられていて、共感されていたり、時代を味方につけているということです。
思いついたキーワードをざっと羅列してみましょう。
・親ガチャ
・生まれた環境
・育った環境
・非人道的な搾取
・奴隷化
・悪魔の存在
・悪魔による人間のゾンビ化
・当たり前の生活ができていない
・当たり前に生活することが夢
・悪魔と契約をしないと生きていけない
・悪魔(ポチタ)が心臓となり新しい人生を生きる
もう、ひどいですよね。
地獄の中の地獄。
お金によって支配されている状態で自分の人生を生きるチャンスすらない。
そして、悪魔や人間のクズがお金を持っているという状況。
つまり
悪魔にならないと生きていけない
=生活ができない
=お金を稼げない
という構図になっています
地獄というか、闇しかないですよね。
そんなデンジくんに射した光とは。
ぜひアニメをご覧になってみてください。
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