中学生くらいの頃から憧れていた手帳を使った暮らし。いろいろなものを試してきたけれど、ようやく自分に合ったものが見つかり、そして手帳のおもしろさを楽しめるようになってきました。
ボクの周りでは大学生の頃(1998〜2002)にシステム手帳が流行しました。社会人への憧れなのか。大学生の背伸びなのか。当時スマホもなかったですから、スケジュール管理はもっぱら手帳だったわけですね。
大学生の頃は無印良品のアルミタイプのシステム手帳をつかっていました。しかしながら特に予定もなく、わざわざ書かなくても、大学のカリキュラムや時間割は頭に入っていましたし、友達に聞けば事は足りる状況でした。
社会人になってからは(2004〜2010)、会社の手帳が大活躍でした。学生時代とは比べものにならないほどの、予定と忘れてはならないことと、情報量と、責任感と。愛しさと、切なさと、心強さと。
自分なりのマニュアルを作っては手帳に貼ったりして、なんとか社会の荒波に乗っていたのでした。手帳といっても、マニュアルやメモ、打ち合わせの時間を書き込むようなものでした。
自営業を始めた頃(2011〜)は、スマホやパソコン、クラウド管理などもサービスが開始されて、リマインドなんていう言葉も一般的になりました。ボクはアップル製品が大好きなので、パソコンとスマホの同期をとって、予定やTodoなどを管理しておりました。
2018年頃になると、ボクの仕事のミッションなども変わってきました。時代も変わりました。「やること」「時間管理」だけではなく、クリエイティブな活動をするようになりました。しかしながらこのときはほとんどパソコンの前に座って、ブログを書いたり、チラシを作ったり、資料を作ったりしながら、頭の整理やアイデア整理、そしてアウトプットのPDCAを回していたのでした。
2021年には店舗を閉じました。ライフスタイルが変わり、パソコンの前に座ることが少なくなってきました。
時間管理もそれほど必要なくなり、Todoもそれほどない。ではなにをしていたのかというと、自分の思考整理に時間を使っていたのでした。新型コロナウイルス感染症の流行もあり、自分と向き合う時間が増えたこともあったのかもしれません。
42歳になって、体力的にも、興味が湧いてくる対象も変わってきたのでしょう。
と、前菜のような文章が長くなりましたが、ようやく本題です。

2006年から発売された、シンプルでコンセプトのしっかりした手帳です。
ボクは以前から知ってはいたのですが、それほど興味もなく。2019年には京都の新風館にある直営ショップにも足を運んでおりました。このときもまだ興味がなく、かっこいい店だな、くらいにしか思っておりませんでした。いまおもえば、もったいないことをしましたね。
さて。
わたしの手帳ライフなのですが、大きくは以下の2つを実践することで、たのしく続けられるようになりました。
・タイムスタディ
・やることリスト
・アイデアメモ
あ、3つありましたね。
タイムスタディというのは、トラベラーズノートのYouTubeを探していた時に見つけた動画で紹介されておりました。本来は「生産性向上/時間管理」などに使うメソッドらしいのです。さっそく言われた通りにやってみると。ボクの解釈としては「行動記録/行動ログ」という感じの使い方です。
<タイムスタディのやり方>
2022/11/23
11:35 パソコンで作業
12:11 お昼ご飯 あさりのペペロンチーノ
12:33 コーヒータイム
というように、日付と時間を書いたら、そのときやったこと、考えたことをひたすら書き綴っていくという方法です。これをすると、手帳になにか書くことが必ずできます。
そして次は、今度はレシートを貼ろうとか、スタンプが欲しいな、とか、修正テープがあった方がきれいに表にまとめられるぞ、と「欲」が出てきます。
あとは、手帳を開いて行動ログを記録するクセや習慣がついてくると、アイデアや感じたことなどもメモするようになります。
<やることリスト>
これは「Todo」と同じ感じです。
□ チラシ作り
□ 通販発送
□ 12/20納品
などと、やらなければならないことをリスト化して、抜けがないように消化していくためのものです。
<アイデアメモ>
これは、本を読んだり、買い物をするとき、1日の予定を立てる時、などとにかく頭の中の思考を書き出すときに使っています。「忘備録/一時記憶」のような役割になるでしょうか。
このように3つの手帳術を使うようになりましたので、トラベラーズノートの冊子を3つ用意して、挟めている状況です。
秋田市でのトラベラーズノート事情を綴ってみましょう。これはボクの独自の調査結果になります。販売スポットは3箇所ございました。
手帳コーナー付近。レギュラーサイズ、リングタイプがメイン。パスポートサイズはほぼなし。
専用の什器もあり、TNR(トラベラーズノートレギュラーサイズ)/TNP(トラベラーズノートパスポートサイズ)どちらのリフィルも揃っている感じ。オプションアイテムなどは秋田市内で一番多いかも。
TNR/TNPのどちらのリフィルも揃っているが、使用頻度が高そうな種類のみが揃っている感じ。オプション品も少しあり。
40年ほどまったく興味がなかったボクがいうのもおかしい話だと思いながら書きますが、売り場のコーナーにそれほど力が入っているように見えないことから、秋田市内ではトラベラーズノートの盛り上がりやブランド力/認知度はそれほど高くなさそうです。
またしてもボクは秋田では人気がないものを好きになってしまって、都会へのあこがれを強めてしまうのでした。
まぁそうはいっても、買えないわけではないですし、秋田市内でも使っている人はいらっしゃるでしょう。そもそも、自分のための手帳ライフなわけですから(他人に見せるための手帳ではないですものね)、自分なりに楽しんで、丁寧に、大切に使って、遊んでいればいいわけなんですけどね。
しかしながら、多少の共感や話題共有もできたらうれしいわけですので、こうやってブログの場を使って、トラベラーズノートの話題を書き綴っているわけでございます。
そろそろまとめにはいりますが、こうやってトラベラーズノートに出会い、使い方もYouTubeで見たことを実践してみて、手帳ライフを楽しむことができるようになりました。これはある意味、人生の夢みたいなものだったな、といま書きながら振り返っています。
先日、養老孟司さんの「バカの壁」を再読していたら次のような一節がございました。
”人生に意味を見つけたほうが生きやすいよね”
店舗を閉じてから、人生の道標を失ったような気持ちになって、ここ1年はふらふらと、いろいろな人に会って、交流をしていました。そして、店舗を手放して、自分のための時間を取り戻し、そして人生について考えていました。
あ、これやってなかった。人生でやっておきたかった。
というようなことは次々とチャレンジしています。
そんなチャレンジの1つでもある手帳ライフ。
とってもたのしいので、ご興味ある方おられましたら、ご連絡くださいませ。
久しぶりのブログ執筆。たのしかったー。これも手帳ライフの影響かもね。
最後までご覧くださいましてありがとうございました。
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手帳問題|ほぼ日手帳はおやすみして、無印良品にしてみた|何をメモするのか
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