ウルフ・オブ・ウォールストリート

ウルフ・オブ・ウォールストリート』(The Wolf of Wall Street)は、2013年のアメリカ合衆国の伝記・コメディ映画。ジョーダン・ベルフォートの回想録『ウォール街狂乱日記 – 「狼」と呼ばれた私のヤバすぎる人生』(The Wolf of Wall Street)を原作としたマーティン・スコセッシ監督作品である。脚本はテレンス・ウィンターが執筆し、レオナルド・ディカプリオがベルフォートを演じるほか、ジョナ・ヒル、ジャン・デュジャルダン、ロブ・ライナー、カイル・チャンドラー、マシュー・マコノヒーらが共演する。スコセッシとディカプリオのコラボレーションは今作で5度目である。日本公開版ポスターのキャッチコピーは「貯金ゼロから年収49億円 ヤバすぎる人生へ、ようこそ。」。

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ボクの受け取り方は、お金至上主義のクズ人間がどんな人生を歩んでいるのか、というストーリーです。

セックス、酒、ドラッグの描写が非常に多いので、ご覧になる場合はご注意ください。

さて、鑑賞中に感じたことは「依存性のある「欲望」をとことん味わってるな」という感じです。違法と合法のギリギリアウトなところを満喫しています。汚職や腐敗なども蔓延していたようなので、時代がそうだったようです。

ジョーダンが入社した日に「ブラックマンデー」が起こったということでした。マネーゲームの大事件です。

ブラックマンデー(英語: Black Monday、暗黒の月曜日)とは、1987年(昭和62年)10月19日(月曜日)に香港を発端に起こった世界的株価大暴落である。

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バブル崩壊が1991年です。浮かれていた人たちのマインドセットや人生観が、ある1つの視点からフューチャーされている映画作品といえます。

もし、この映画を10代や20代前半に見ていたとしたら、いまとは違った受け取り方をしていただろうと思いました。

ディカプリオ演じる主役のジョーダン。彼は金持ちになる野望を抱いて田舎から出てきた。上司となった人物はクズ。これは社会人でどんな会社に入って、どんな上司と出会ったのか、ということが、今後の人生に大きく影響するかもしれないなと思いました。

さて、ここから本題なのですが。

はたして彼らは幸せだったのか、ということを思ったのでした。

性欲は獣のように消費しては満たす。

幸福感はドラッグで手軽にハイに。

日常の虚無感は酒とタバコでごまかす。

それらに必要なマネーは、人を騙してかすめとる。

しかしながらジョーダンは、妻から貧困層を相手にしていることを咎められたことをきっかけに、全米上位1%の金持ちを相手に変えていました。

人を騙すのは悪いことですが、クズ同士が騙し合いをしているし、本人にとって都合の良いこともあったでしょうから、どっちもどっちだな、という状況ですよね。

そういう意味でも、生活に余力のある人がハイリスクハイリターンで行うマネーゲーム、ということなのですね。

現代は、貧困層や生活に余力のない人が「ドリームだ」などといって、支配/搾取/脅迫していることもあるみたいなので(チェンソーマンの第一話を参照)、それこそクズの中のクズだなと思ったのでした。

そんなことをかえりみれば、ジョーダンは合法と違法のギリギリを、幸運で乗り切ってきたのですから、まぁ、そんなに悪い人でもないのかなと思いながらも、ボクはこの人生を行きたいのかと言われれば、どうだろうか、と思うわけです。

映画の中では、かなり極端なスケールで描写されておりますが、もう少し小さなスケールで考えれば、ボクたち一般市民にだって、性的な問題、幸福度の問題、虚無感の問題、というのはあるわけです。

話は変わりますが、古代インド哲学では、人生には2つの道があると教えています。

・促進(良くも悪くも、とことん追求する)

・寂滅(良くも悪くも、とことん手放す)

これは世界的なブームもあるようで、促進と寂滅が交互に繰り返すようなことが起こるそうです。

ハーブティーでも、気分を促進したいのか、寂滅したいのか、目的によってセレクトするハーブも異なりますよね。

これらは自分自身の状態や周りの環境によって、自分に合った選択をすることが良いのではないかと考えています。自律神経だって、朝と夜で違いますし。天気だって、晴れたり、雨降ったりするじゃないですか。

そういう意味でも、自分は今「促進したいのか/寂滅したいのか」というのを”知っておくこと”は大切なのではないかと思うのでした。

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